中部地区研究会開催報告
中部地区研究会長 蕎麦谷 茂(名古屋外国語大学)
 2017年12月2日(土)金沢工業大学 扇が丘キャンパス21号館において中部地区研究会が催された。当日は北陸の師走には珍しい
好天に恵まれ、12人の方々が出席、多様な視点からの熱い議論が繰り広げられた。
 研究会では最初に富山高等専門学校の宮重徹也氏の指導のもと坂口葵さん(富山工業専門学校)が「理解への欲動を満たす人事
管理の有効性」と題し、仕事そのものの内的報酬や評価や給料といった外的報酬が人的資源管理に有効であることを実際の企業の
取り組みに基づき立証しようとする報告について発表した。次に南山大学の高田一樹会員が「中庸を核とする経営倫理の展望
-フィランソロピーに取り組む理由に関する理論的検討」と題し、企業の寄付といった行為が自己利益や戦略等により語られる
場合が多いが、そこには人間に内在するアレテーと呼ばれる正義の徳、すなわち配分的正義や交換的正義を実現しようとする
人間本来がもつ性向にあるのではないか、とアリストテレスの『ニコマコス倫理学』を引用しながら発表した。
最後に研究会の主催校として、また総合司会、コメンテーターとして研究会の最初から懇親会までお世話して
頂いた岡部幸徳理事(金沢工業大学)に心より感謝申し上げたい。

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